「バックボーンがあるから話を膨らましても、聞く人に響く。」
これはあるドラマでのセリフですが、何か気になる言い回しであったのでメモしました。何のドラマかはメモしてなく分かりませんが…
このセリフの確からしさを考えてみます。
偉人の言葉
偉人はバックボーンがあります。そして心に響く言葉は沢山あります。改めて少し見てみます。
- 人生には、二つのタイプがある。一つは、奇跡など全く存在しないという生き方。もう一つは、すべてが奇跡であるという生き方。
Albert Einstein
- どんなに人生が難しく感じられたとしても必ずあなたに出来ること、そして成功できることがあります。
Stephen William Hawking
- 下を向いていたら虹を見つけることは絶対に出来ないよ。
Charles Chaplin



これらの言葉は、言葉を凝縮させて、聞く人に響かせています。偉人だから、話を膨らませて説明しなくても、凝縮させた方がかえって重みが出て説得力があると思います。
通常一般人の場合、語り過ぎるとボロが出るし、凝縮すると言いたいことがわからなくなる。
そこで、この偉人の言葉を偉人ではなく一般人が言ったらどう感じるだろう。少し考えてみます。
例えば、アインシュタインが言う「二つのタイプ」を、一般人が言ったら「三つ目のタイプもあるんではないですか?」と突っ込みを入れたくなってしまう。
有るか無いかの二つと言われたら、中間もあるでしょと言いたくなる。
でも多くの人はアインシュタインだから反論はせずに、アインシュタインの言葉の真意を理解しようとする。
偉人の話は、話を膨らませなくても、聞く人に響くであろう。講演会、講義など聞きたいものです。
専門家の話
次に、専門家について考えてみます。専門家はその道の専門家というバックボーンがあります。
その専門分野では話を膨らませても人は真剣に話を聴きます。恐らく間違ったことは話していないだろうから。
でも話を膨らませるために専門外の話をしたら、専門の話として語ったことまで疑われ、全体の話として心に響かない軽い話になってしまうこともあると思います。
このブログもほとんどすべて専門外のことを語っていますので、あまりに長い文は避け語り過ぎない方が良いと思っています。
ただし、人によりますが専門という柱(バックボーン)を保ちつつ専門外のことでもよく調べて勉強している方も多々います。こういう専門家が生き残るのでしょうね。そして稀に偉人となって行くのかな。
偉人は話を膨らませなくても聞く人に響く。
対して、専門家は下手に話を膨らませると人の心に響かない専門家もいる。
従って、最初に記したドラマのセリフ「バックボーンがあるから話を膨らましても、聞く人に響く。」は真理ではない、ということになります。
バックボーンは必要条件でありますが、十分条件ではない。
重みのある言葉であると感じたのは錯覚のようでした。
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